【質疑応答】6/1 講座分


9:30〜10:30【基礎編】

ヨーガ療法士のおしごと あれこれ」山岡 大信
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本日のお話は大変勉強になりました。お話しされる視点が分かりやすく気付きになります。是非定期的に、かつもう少し長い時間で割愛せずお話を伺える場を作っていただけないでしょうか?有料で構わないのでご検討ください。宜しくお願いします。

ご参加頂きありがとうございました。また御質問ありがとうございます。
時間の都合で用意した内容の半分程度しか紹介できませんでした。その点、申し訳なく思います。
別の機会を私が設ける事は、現状では日本ヨーガ・ニケタンの職員という立場上難しいところがあります。寧ろ、例えば、都道府県のヨーガ療法士会が研修会などを開催された際、呼んでいただくという形を取っていただいた方がいいかもしれません。ご検討いただければと思います。


11:00〜12:00【基礎編】

「ヴェーダ瞑想で認知が変わる」古市 佳也
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パニック障害の友だちにヴェーダ瞑想をしようか迷っています。その時のことを思い出させずに瞑想をするのにどのようにしたら良いか分からず不安です。気をつける事があれば教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

パニック障害の方への瞑想は、おっしゃる通りフラッシュバックを起こすことがありますね。また、その時のことを思い出さないようなテーマを選んでいるつもりでも、何か引き金となるか分かりませんね。十分に気をつける必要があります。

まずは、ヨーガ療法の体操で、客観視の力を養ってもらってください。1年ほど、ヨーガ療法の体操で緊張と弛緩を意識することで、しっかりと客観視の力を養ってもらってください。ただ、体操でもリラックスをさせ過ぎると記憶の蓋が開いてフラッシュバックすることがありますので、しっかりと緊張と弛緩に意識を向けさせてください。

その後、パニック発作を起こしそうになったけども上手く回避できた体験を調べてもらってください。自分で回避できた成功体験を調べていくことで、自分でコントロールできると認知が変わってくると思われます。ただ、客観視の力がまだまだのようでしたら、引き続き体操をしっかりと実習してもらってください。

受け入れて対処し、再び不安になってもまたやっていくの繰り返しというお話に勇気を得ました。生徒さんに「夫に優しい言葉をかけてもらったことなど1度もなく、舅、姑からのいじわるからもかばってくれたことがない、なぜこんなハズレを引いてしまったのかと思う。」という方がいらっしゃり、瞑想のテーマを探しあぐねています。

そうですね。南インドのバンガロール市にあるヨーガ・ニケタンから出版されている「心に沁みる話」の第21話に下記のような話があります。
―――――――心に沁みる話 第21話――――――――
少し前に、ある男が金色の包装紙を無駄にしたからという理由で、3歳の娘にお仕置きをしたことがありました。男はお金に余裕が無かったので、娘がクリスマスツリーの箱をその包装紙で飾ろうとしたことに激怒したのでした。それにもかかわらず、次の日の朝、娘は父親に贈り物を持ってきて「これをパパにあげる」と言いました。彼は前日、娘に激怒したので当惑しましたが、しかし箱の中身が 空であるのを見ると再び怒りが沸き上がり、娘を怒鳴りつけました。「誰かにプレゼントを贈るときは、中に何か入れるのが当然だろう!」娘は目に涙を浮かべて父親を見上げて泣きました。

「パパ。空じゃないよ。箱にたくさんのキスを吹き込んだから。全部パパのためよ」

男はその言葉に押しつぶされそうになりました。彼は小さな女の子を抱きしめ、彼女に許しを請いました。その後すぐに、事故でその少女は命を落としました。男はその後何年もの間、彼のベッドのそばにその金の箱を置いておきました。そして、彼が落胆することがあるたびに、箱から娘のキスを取り出し、そこに入れてくれた娘の愛を思い出したのです。

愛は世界で最も尊い贈り物です。
――――――――――――――――――――――――――
この後、ヴェーダ瞑想のテーマとして、
「あなたがこれまでに体験した、忘れがたいあなたへの愛を思い出してください。具体的に、いつ・どこで・だれから・どのように」と調べてもらってください。

ヴェーダ瞑想で使用する『心に沁みる話』をご希望の方は4000円以上の寄付にて頒布致します。ご希望の方はメールをお寄せください。
日本ヨーガ・ニケタン本部事務局 yoganiketan@yoganiketan.jp

👉 こちらのサイトでもご案内しております 日本ヨーガ・ニケタン


13:30〜14:30【社会貢献】

「災害支援のヨーガ療法」長村 和泉
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講座内での「お持ち帰りプログラム」に関して、長村先生のご厚意により資料を提供いただきました。
🔸 お持ち帰りプログラム 呼吸法
🔸 お持ち帰りプログラム ポーズ

何名のヨーガ療法士がたずさわっていったのですか?

ボランティア開始当初2~3月は各施設を3名一組で担当していましたが、様子を見て問題ないと判断し、4月以降は2名一組としました。担当者として毎回定期的に参加するのは8名で、大体、一人平均2箇所を担当しました。担当者が都合で参加できない場合や単発のボランティアには、ほかに4名が参加してくれましたので12名です。

貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございました。現在も活動を続けられてますが、活動資金はどのように賄われてますか?

全国のヨーガ療法士がお寄せくださった支援金からガソリン代・レンタカー代(志賀町富来と珠洲)・お茶菓子代等を賄ってもらっています。そのお陰でボランティアを継続することができており、大変感謝しております。

余談ですが、ボランティアに行った後は、能登の状況を報告する意味で自分の教室で生徒さんに伝えるようにしています。すると、「先生、これを能登の方たちのお茶菓子に」とお菓子を差し入れてくださいます。それは彼女たちのボランティアです。また、ある生徒さんが宮城県に住む友人に能登のボランティアの話を伝えたところ、「能登の被災者に」とお菓子をたくさん送ってくださったことがありました。同じ地震経験者からのお気持ちとお伝えして被災者に召し上がっていただきました。

災害時のヨーガ療法マニュアルあるのですか?まったく自分達で考えて参加するのですか?

マニュアルはありませんが、毎年、石川では年に2回、春と秋に研修会を開催しており、4月の研修会で東北大震災でボランティア活動を行った仙台のヨーガ療法士に話を聞かせていただきました。
一番難しかったのは、ボランティア先を見つけることで、当初はどこでボランティア活動ができるか、3週間ほど手探り状態でした。講義でも話したように、各市町の社会福祉協議会に提案するのが近道とわかってからはとんとん拍子に施設が決まっていきました。私たちが一番苦労した部分でしたので、皆さんにその経緯をどうしてもお伝えしておきたかったです。そして、日々の教室と同じように、ウェル・ビーイングで被災者の心身の回復のお手伝いをさせていただきましょう。


15:00〜16:00【疾患編】

「精神科領域におけるヨーガ療法の可能性:病という前提を覆し、自己理解を深める」安田 博子
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ヨーガ療法を指導する上での重要な要素を再確認させていただける講座でした。八方塞がりな中でどのような技法を提供したのか、もし可能なら1例を教えていただけますでしょうか? 

客観視やマインドフルネスのように、主体を客体から切り離すような技法が返って、幻覚による苦痛を倍増させるという可能性が問題だったので、「今、ここで(この方の中で)何が起こっているのか」を見逃さないように丁寧に聞き取りながら行いました。通常の聞き取りの何倍もの時間をかけました。技法はアイソメトリック・ブリージングなどを使いましたが、目的は客観視やマインドフルネスではなく、「症状に圧倒されず、現実と関わっていく」 という目的でした。 

クライアントさんとの関係が深くなっていくのに自信ありません。まず自分を知り、認知をかえていくことができているのかわかりません。どうやってそれがわかるのでしょうか?

最後の「認知が変わったことがどうやって分かるのか」というご質問。認知が変化すると、多くの場合、その方の行動にも変化が現れます。ただ、変化はグラデーションのように少しずつ起こることもありますし、あなたがおっしゃるようにご自身では気づきにくいこともありますよね。だからこそ自己理解(観察)が重要だったり、周囲の言葉、「最近、あなた変わったね」なども、一つの情報になると思います。私も自己理解を深めている途中です。共に、この探求を続けていきましょう。 

精神科の先生からの依頼以外で、統合失調症などの疾患を持つクライアントさんを指導されることはあるのでしょうか?

特化しているのは、医師の依頼以外では「ない」です。精神疾患をお持ちの一般の方を対象にしたクラスもありません。ただうつ病など、疾患を持っている方が、私のヨーガクラスの中にはおられます。 

統合失調症の方には、客観視をあまりさせない方が良いということでしょうか? 

「はい。」 
補足が必要だと思うので書いておきますね。統合失調症というのは、情報の一つに過ぎません。例えば、32歳・女性・同胞3姉妹の長女という情報があった場合に、「32歳の女性に客観視をさせない方がいいか?」とはならないのと同じように、統合失調症だからという扱いはせずに個人によって違うということです。客観視はより良く生きるために、とても有効な手段ですが、今のその方にとって良いかどうかは、個人を見ないと分からないということです。診断名で、使う技法を一括りにせずに、その人の特徴や背景を見て、その人が望まれていることが、客観視の技法で得られそうなら選択する。個人を見ることが大切だと思っています。

心に染み入るお話でした。残りのYTIC頑張れそうです。私は5歳児の母です。幼稚園の支度をせず遅刻する等、ルーズな娘にイライラして、つい口うるさくなってしまいます。小さな子どもにも神性があると、口を出さず見守る姿勢が大切でしょうか。関わり方のアドバイスを頂けたら、幸いです。 

もちろん、小さなお子さんにも、その子に内在する素晴らしい力がありますよね。だからといって見守るのはとても勇気のいることです。わかりすぎます。そしてそんな自分を自分が嫌になったりして。だから少し視点を変えて、娘さんの行動に向けている目を、あなた自身に向けてみてはどうでしょうか。娘さんの支度に「ルーズでイライラする」と感じる時、もしかすると、そこにあなたの「こうあるべき」という当たり前や、「シャキシャキ支度を終えるのが良いことだ」という意味付けが隠れているかもしれません。

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【リアルタイムでの参加】 講座が開始される前日まで
【アーカイブご視聴のみ】 7/20まで 視聴期限7月31日(木)23:59まで


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