『心に沁みる話』ご紹介

『心に沁みる話』はヴェーダ瞑想で使用しています。
150のお話には、テーマが提示されており、そのテーマに沿って瞑想することで、物事の捉え方、心の反応、思考のあり方に気づくことができます。そして、ヨーガの考え方を基にそれらを再編成していきます。
自分で、自分に気づき、自分を変えていく手法です。

『心に沁みる話』に掲載されているお話をひとつご紹介します。


▪️心に沁みる話 講和21▪️
少し前に、ある男が金色の包装紙を無駄にしたからという理由で、3歳の娘にお仕置きをしたことがありました。男はお金に余裕が無かったので、娘がクリスマスツリーの箱をその包装紙で飾ろうとしたことに激怒したのでした。それにもかかわらず、次の日の朝、娘は父親に贈り物を持ってきて「これをパパにあげる」と言いました。彼は前日、娘に激怒したので当惑しましたが、しかし箱の中身が 空であるのを見ると再び怒りが沸き上がり、娘を怒鳴りつけました。「誰かにプレゼントを贈るときは、中に何か入れるのが当然だろう!」娘は目に涙を浮かべて父親を見上げて泣きました。

「パパ。空じゃないよ。箱にたくさんのキスを吹き込んだから。全部パパのためよ」

男はその言葉に押しつぶされそうになりました。彼は小さな女の子を抱きしめ、彼女に許しを請いました。その後すぐに、事故でその少女は命を落としました。男はその後何年もの間、彼のベッドのそばにその金の箱を置いておきました。そして、彼が落胆することがあるたびに、箱から娘のキスを取り出し、そこに入れてくれた娘の愛を思い出したのです。

愛は世界で最も尊い贈り物です。


【ヴェーダ瞑想のテーマ】
あなたがこれまでに体験した、忘れがたいあなたへの愛を思い出してください。具体的に、いつ・どこで・だれから・どのように、とです。


講座内で使用した『心に沁みる話』をご希望の方は4000円以上の寄付にて頒布致します。ご希望の方はメールをお寄せください。
日本ヨーガ・ニケタン本部事務局 yoganiketan@yoganiketan.jp

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