ヨーガ療法士の中には、表舞台には立たず、現場で静かに人々を支え続けているプロフェッショナルが数多くいます。
今回は、そんな先生たちによる貴重な講座もご用意しました。
チケットの販売は4/26、それまで事前登録で早期特典あり!
木村 慧心 (一社)日本ヨーガ療法学会理事長
ヨーガ療法のグローバルリーダー / ラージャ・ヨーガの実践者
Kimura Keishin
木村慧心先生は、インドの名高いスワミ・ヨーゲシュワラナンダ大師の直弟子として、若い頃よりラージャ・ヨーガを修行し、その智慧を深く体得してきました。
日本では、ヨーガ療法の体系化と普及に尽力し、科学的根拠に基づくヨーガ療法を確立。国内唯一のヨーガ学術学会を設立し、医療や研究者と連携しながら、その発展に貢献しています。また、インドsVYASA大学をはじめ、複数の大学で客員教授を務め、ヨーガ療法の教育・指導にも携わっています。
さらに、WHOヨーガ指導基準・選定作業部会委員、アジア太平洋ヨーガ療法会議代表などを歴任し、ヨーガ療法の国際的な発展と、質の高いヨーガ療法士の育成に尽力。 伝統ヨーガとヨーガ療法の普及への貢献により、その功績が認められ、インドで第1回モディ賞を受賞しました。
【オープニング特別講座】5/27 18:00~21:00
これからの時代にヨーガ療法が必要とされる理由
私たちが生きるこれからの時代は、変化が激しく、不確実性が高まる時代です。テクノロジーの進化、情報の氾濫、社会構造の変化により、ストレスや不安を抱える人が増え、心と身体のバランスを崩しやすくなっています。さらに、超高齢化、生活習慣病の増加、メンタルヘルスの課題といった問題も深刻化しています。それぞれ異なる背景や身体的条件を持つ中で、「みんな同じポーズをとる」といった画一的なヨーガでは対応しきれません。本来のヨーガは、個々の状態に寄り添い、それぞれの人が自分のペースで実践できるものです。
しかし、そのためには、指導者側の意識も変わらなければなりません。単に「このポーズをしましょう」と指導するのではなく、伝統的な智慧に基づき、個々に適した根拠のある指導を行うことが求められます。
ヨーガ療法は、まさにこの伝統的な智慧を現代に活かし、誰もが無理なく実践できるよう体系化されたものです。 木村慧心先生は、ヨーガの智慧を深く体得し、それをヨーガ療法として誰もが実践できる形に落とし込んできました。
本講演では、これからの時代にヨーガ療法がどのように貢献できるのかについて、その可能性をお話ししていただきます。
本場の伝統と最先端のヨーガ療法をリードする第一人者から直接学べる機会です。
【講座】5/31 9:30~10:30
ヨーガ療法士の専門性を活かしたキャリアの可能性
この講座は、ヨーガ療法士の専門性を活かし、社会に役立つ働き方を紹介する講座です。医療や福祉、教育、企業など、さまざまな場面での活躍のチャンスを紹介します。ヨーガの智慧は、安定して活動を続ける大きな助けになります。特に、YIC(ヨーガニケタン主催のヨーガ・インストラクター・コース)で学ぶ内容は、安定した活動や継続的な発展にもつながる重要な要素です。実際の事例を交えながら、持続可能な働き方や役立つ知識の活かし方を紹介します。ここで紹介する内容は、未来のあなたの姿かもしれません。ヨーガ療法士としての可能性を広げ、自分らしい道を一緒に描いていきましょう。
「もっと知りたい」「自分の中でもっと深めたい」そう思ったあなたへ――
清水 大介(Daisuke)
Shimizu Daishuke
2009年より自身の練習を始め、2014年より都内ヨガスタジオを中心に心身の健康増進を目指したハタヨガと瞑想のクラスを担当。
2020年認定ヨーガ療法士取得後は医療施設においてアルツハイマー型認知症の予防と進行抑制をテーマとしたヨーガ・瞑想療法の実践に取り組んでいます。
ヨーガを習慣とし、長く練習を続けられるように、できるだけシンプルに、わかりやすく、丁寧にヨーガを伝えることを心掛けて活動しています。
【講座】5/31 11:00~12:00
認知症高齢者とヨーガ療法 ~認知・身体機能とその人らしさへのアプローチ~
本講座では、過去4年間に渡りアルツハイマー型認知症、血管性認知症の高齢者がヨーガ療法に取り組んだ実例を交えながら認知症患者や高齢者に対するヨーガ療法の可能性をご紹介します。
一般にそれがどのようなタイプのヨーガであっても、
また対象者が壮年でも、老年でも、健常者であっても、何らかの疾患を抱えていても、ヨーガの基本部分は「心の静けさ・健やかさ」を実現することであり、この心の状態を通して参加者(クライアント)が抱える肉体面や精神面の問題を改善していくことにあると考えます。
今回は「認知症高齢者へのヨーガ療法」というテーマより以下の視点でご紹介予定です。
① 認知機能へのアプローチ
② 身体機能へのアプローチ
③ 心の健やかさ(その人らしさ)へのアプローチ
あなたのヨガが、誰かの力に!そのヒントを見つけたなら、行動!
【講座】5/31 13:30~14:30
依存症更生施設でのヨーガ療法〜関わる全ての人々が健やかに〜
“私達が依存症更生施設で行っているヨーガ療法指導の現状とイントロダクションについてご紹介します。
(デモンストレーションあり)
開始当初は、「ヨガ?体硬いから無理。」と言う人や、心を閉ざして実習できない人もいました。そんな中、どのように取り組み、信頼関係を築いて来たか。そして、その活動を通して、依存症の人たちの心の変容と、私達ヨーガ療法士にもたらしたものをお話します。
「ヨガを現場で活かしたい」学びをケアへとつなげる第一歩!
佐藤 美弥子 日本ヨーガ療法学会常任理事|宮城県幹事長
Sato Miyako
1981年より東北各県のNHK文化センターでヨーガ講師として指導を開始。1986年から木村慧心師に師事し、ラージャ・ヨーガを学ぶ。教職員向け健康管理講座を担当し、公立学校への出張講座や自治体でのヨーガ療法講座にも取り組む。ウクライナ・キエフでのヨーガ療法ボランティアを続けてきたが、2019年以降は現地に入れずにいるが支援を継続。2023年にタイで依存症患者へのヨーガ療法、2024年はモンゴルで災害とヨーガについて講演。2025年1月にsVYASA大学を卒業。
一般社団法人 日本統合医療学会理事
【講座】5/31 15:00~16:00
トラウマケアとしてのヨーガ療法 ~被災地などでの支援経験から~
この講座は、トラウマが心身に与える影響とヨーガ療法による効果についてお話しします。トラウマは命の危機や喪失体験によって心に深い傷を残し、不安や過覚醒、フラッシュバックなどを引き起こします。ヨーガ療法は呼吸法やアーサナ、瞑想を通じて自律神経を整え、心と体を安定させます。特に身体の感覚や呼吸に意識を向けることで、過去の恐怖から「今ここ」へと意識を引き戻す効果があります。 東日本大震災やチェルノブイの支援現場でヨーガを実践した際には、多くの方が「眠れるようになった」「体が軽くなった」と回復を実感しました。苦しみの中でも人は癒える力を持っています。ヨーガ療法はその力を引き出し、心を穏やかにする支えとなります。
「ヨガを現場で活かしたい」学びをケアへとつなげる第一歩!
【講座】6/1 9:30~10:30
ヨーガ療法士のおしごと あれこれ
苦労してヨーガ療法士の認定をとったけど、どうやって資格をいかせばいいのか分からないという声がよくきかれます。ヨーガ療法士は、どこで、何をしているのか?どんな仕事をしているのか、どうやって価値を生み出すのか?ヨーガの魅力もおつたえしつつ、ヨーガ療法士の価値とヨーガ療法士の可能性についてお話しします。
「もっと知りたい」「自分の中でもっと深めたい」そう思ったあなたへ――
古市 佳也 日本ヨーガ療法学会常任理事|兵庫県幹事長
Furuichi Yoshinari
1998年木村慧心師に師事。ラージャ・ヨーガを学ぶ。2003年認定ヨーガ療法士に2010年ヨーガ療法専門スタジオ「ヨーガスタジオ・チャンドラ/西宮ヨーガ療法研究センター」開設。他、大阪府盲人福祉協会(視覚障害)、伊丹市社会福祉協議会(身体障害)、(福)いたみ杉の子(知的障害)、あさつゆ就労継続支援B型事業所、ありまこうげんホスピタル精神科デイケア、YMCA学院高等学校、NHK文化センター梅田、大阪市立難波市民学習センター、大阪市立阿倍野市民学習センター、尼崎ソレイユカルチャーセンター、東急スポーツオアシス住吉店にて指導中。2009年より、ウクライナ国にて被ばく者支援団体「ゼムリャキ」にてチェルノブイリ原発被災者へヨーガ療法指導開始。現在、中断中。2015年よりヨーガ療法士養成講座担当
【講座】6/1 11:00~12:00
ヴェーダ瞑想で認知が変わる
インドに、『心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる』という諺があります。インドでは、心のあり方が人生全体を変容させるということが良く理解されていました。 伝統的なヨーガは、今日まで5千年の時を経て全世界に普及してきています。なぜ、長期に渡って実習されてきたかというと、それは、「師資相承」という言葉があるように、師匠がその弟子に真理を伝え、その弟子が師匠となってまた新たな弟子に真理を伝えるという作業が行われてきたからです。この「師資相承」の技法にあたって大切な事柄の一つが、ダルシャナ技法です。師匠は弟子入りしてくる若者に対して接見(ダルシャナ)して、インテーク面接を行い、その動機を聞きただし、さらにその心身状態を見立てて、弟子の同意(インフォームドコンセント)を得てから、その状態に応じた伝統的なヨーガ指導を施し、教育してきました。 また、ヴェーダ瞑想というウパニシャッド時代から今日までインドに伝承されている4段階からなる瞑想技法があります。シュラヴァナ(聴聞)、マナナ(熟考)、ニディディヤーサナ(日常の深い瞑想)、ギヤーナ(気づき)の4段階に渡る瞑想技法です。 今日、全地球規模での経済成長が進展しつつあり、また、「VUCA」という造語があるように、世界の状況を「不安定、不確実、複雑、曖昧」という4つの言葉で表わされています。そのため、多くの人たちがストレス関連疾患を発症させています。 ストレス関連疾患は、心身相関疾患ですから、肉体的な内科疾患の根本原因は、心の働かせ方に問題があると言えます。この内心の問題を見立てて、それに応じたヨーガの指導を行うダルシャナと、テーマに従ったヴェーダ瞑想を行うことで、心の働かせ方の問題点に自身で気づいていくことができます。
「もっと知りたい」「自分の中でもっと深めたい」そう思ったあなたへ――
【講座】6/1 13:30~14:30
災害支援のヨーガ療法
2024年元旦、「令和6年能登半島地震」が発災。最大震度7を観測した地震は奥能登地域に家屋倒壊、液状化現象、交通網寸断、津波など甚大な被害をもたらしました。倒壊家屋の解体はかなり進んだものの、復興にはほど遠い現状があります。今やどこで起きても不思議ではない自然災害は他人事ではありません。ヨーガ療法をボランティアに繋げるには? ボランティアをする際にどのような工夫が必要? ボランティアをやってみて私たちが学んだことなど、各地のヨーガ療法士が被災時に迅速にボランティアに取りかかり、被災者が心身両面での健やかさを回復するお手伝いができますようにとの願いを込め、私たちのボランティア活動をご紹介させていただきます。
あなたのヨガが、誰かの力に!そのヒントを見つけたなら、行動!
安田 博子 滋賀県幹事長
Yasuda Hiroko
2007年にヨーガ療法に出会い、3年後にヨーガ療法士の資格を取得しました。2013年からは、精神科領域でヨーガ療法を応用する活動と研究に携わっています。特に、コロナ禍の3年間で思春期外来の患者さん、延べ約400名の実習を担当したことは、ヨーガ療法士としての価値観だけでなく、私の人生観を大きく変える経験となりました。人として一度きりの人生をどう生きるか。その問いに向き合うスタートとなるようなヨーガ療法指導を心がけています。
【講座】6/1 15:00~16:00
精神科領域におけるヨーガ療法の可能性:
病という前提を覆し、自己理解を深める
ヨーガ療法士の皆様、そしてヨーガ療法に関心をお持ちの皆様へ。
この講座では
「病気だと豊かな人生を生きられない」
「病気だと幸せになれない」
「病気だと自分らしく生きられない」
といった前提を覆し、ヨーガ療法を通して、患者さんが自らの人生のコントロール権を取り戻し、QOL(生活の質)を高めていく過程、そして、そのためにヨーガ療法士が担うべき役割とは何かをテーマにお話します。
さらに、本講座にはもう一つのテーマがあります。それは、参加者の皆様が、日々の指導や家族、知人との向き合い方を振り返り、自己理解を深めるきっかけにしていただくことです。皆様自身の前提や価値観に気づき、新たな可能性を発見していただけると信じています。
「ヨガを現場で活かしたい」学びをケアへとつなげる第一歩!
【講座】6/7 9:30~10:30
クライアントのニーズに応える個別セッション 〜ヨーガ療法ができること〜
ヨーガ療法士はやりがいのある仕事です。クライアントのお困りごとに寄り添い、なりたい自分に近づくお手伝いができる。なかでも個別セッションはヨーガ療法の真骨頂!
ダルシャナでお話を聴かせていただき、各種技法を用いながら、逆風にさらされている時には背中をそっと支え、行くぞーという時にはポンっと優しく背中をたたいて送り出すイメージ。まさに人生の伴走、それがヨーガ療法の個別セッションなのです。
この講座ではヨーガ療法指導歴14年、スタジオ経営14年の筆者が、普段どんなことを大切にしながら個別セッションを行なっているのかを紹介します。ヨーガ指導のキャリアビジョンとして、何らかのヒントになれたら幸いです。
「もっと知りたい」「自分の中でもっと深めたい」そう思ったあなたへ――
安達 暁美 沖縄県幹事長
Adachi Akemi
2009年日本ヨーガ・ニケタン木村慧心先生に師事し、伝統的なヨーガ修行とヨーガ療法を学び始める。2010年ヨーガ療法のみを指導する「santihsantihyoga 教室」主宰。石垣島と西表島で指導を開始。現在は、伝統的なヨーガ修行を行う一方、ヨーガ療法指導により多くの人がホリスティックに健康になれるお手伝いをしながら、ヨーガボランティアにも積極的に参加している。YTIC,YIC講師、竹富町役場主催の介護予防のヨーガ指導、石垣市の子育て支援、高齢者施設、就労施設、高校運動部活動、発達障害児童学童などで指導を実施している。
【講座】6/7 11:00~12:00
高校陸上部メンタルトレーニングに対してのヨーガ療法
2010年に当時私自身が陸上競技をしていてその競技メンバーの中に陸上部の顧問がいて「自分たちの選手の怪我の予防とメンタル強化で教えて欲しい」ということで開始して2021年まで毎週1回ボラティアで指導をしました。ヨーガ療法の体操から開始しました。怪我の予防や改善という肉体的部分だけでなく結果などにとらわれることなく競技に集中して自分の持っている力を出し切るという力を得る。最終的には競技だけでなく高校生活全体に対して充実した日々を送れたという発言が多くありましたことからメンタルトレーニングとして効果がある考えています。
あなたのヨガが、誰かの力に!そのヒントを見つけたなら、行動!
【講座】6/7 13:30~14:30
企業におけるヨーガ療法
企業の成長に欠かせない社員個々のメンタル能力。実際にどのようなニーズがあり、ヨーガ療法によって何ができ、企業が抱える問題をいかに解決したか等、具体的な事例を紹介する。
あなたのヨガが、誰かの力に!そのヒントを見つけたなら、行動!
坂本 淑子
Sakamoto Toshiko
大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座 特任研究員として「外傷後後遺障害に対する統合医療的アプローチ」「治療抵抗性慢性疼痛患者に対する統合医療的アプローチ」「就業者へのヨーガ療法に基づく合宿型ストレスマネージメントプログラムの心理的効果」の研究に携わる。大阪大学医学部付属病院オンコロジーセンターにてヨーガ療法指導。2014年よりガラシア病院、協立記念病院ホスピス病棟においてヨーガ療法を行う。現在、城南女子短期大学非常勤講師、医療法人ロングウッド前田クリニック、教育現場、合唱団にてヨーガ療法指導。
【講座】6/7 15:00~16:00
緩和ケアにおけるヨーガ療法
ヨーガには人間五蔵説という人間構造論があります。現場ではその理論に基づき、それぞれの状態をアセスメントし、心身両面での安定を図っていく事を目的としてお部屋に入らせて頂きます。歓喜鞘の中にある心素(記憶)を清浄にする…つまり自分の人生を振り返り、健やかな意味づけをし、この人生をしっかり納得して、更には希望を持って次の世界へ旅立つお手伝いをしていくことが我々の役目ではないかと考えます。実際の症例をお話しながら、命について一緒に考えられたらと思っています。
「ヨガを現場で活かしたい」学びをケアへとつなげる第一歩!

この講座を受けたいと思ったあなたへ
心を動かす“あの先生のクラス”に、確実に参加するには――
チケット販売は【4月26日(土)スタート!】
でも、その前にやっておくべき大切なことがあります
★今だけのスペシャル特典★
4/26〜30の早期チケット購入で
限定ウェルカムイベントにご招待します!
特典内容
✅ 若手ヨーガ療法士によるグループレッスン
✅ 「ヨガニケちゃんねる」限定公開収録参加
- 9,800円で、すべての講座に参加 & アーカイブ見放題!
- すべてのアーカイブを7月31日まで視聴可能です
- 本イベントは、ヨーガ療法の普及と社会貢献を目的としています
- 国際ヨーガの日のイベントにつき、収益は経費を除いた全額を「国際セーヴァの会」へ寄付いたします
- あなたの参加が、ヨーガを必要とする人々の支援につながります